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転職先はブラック企業第59話「地獄へようこそ」

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僕は自分が壊れているのか、壊れていないのかわからないまま仕事を続けた。

 

社内ではMVPを決めるコンテスト的なものが2ヶ月ごとに行われることになり、選ばれたものは毎回涙を流して喜んでいたが、その選定基準が「ガス抜き」であることは明らかだった。辞めそうな人間や、叩かれた人間を慰めるための表彰。毎回いろんな叱咤激励が飛び、記念撮影があった。が、僕はひたすらに出されたケータリングのうまいメシを食べることに精神を集中させていた。

 

そんな中、来年度に入ってくる新卒たちの「仲間入り儀式」なるものが行われた。新卒全員で懇親会をやるといって会社に集まらせてからそのまま拉致して群馬の水上に連れていき、気合のバンジージャンプをさせるというのだ。当然僕らも強制的についていくことになった。

 

新卒は一旦社内に集合させられ、お菓子を食べながら15分ほど団欒。しかし、突然社員に外に出るように指示される。事情を知らされていない新卒は、キョロキョロしながら社員の中に紛れてついてくる。ビルを出るとそこにはバスが停まっていて、そのまま拉致。有無をいわさずバスの中に押し込まれる。

 

新卒たちに強烈な恐怖を感じさせ、それを仲間で乗り越えさせることによる一致団結を目指す。出発前に社長が語っていたのはそんな能書きである。僕はどうでもいいと思いながら、苦笑いと小さな拍手で応えた。

 

行きのバスの中では当然、乗り物酔いを覚悟しながら全員が仕事モードである。休む暇はない。各自乗り物酔いを飲みながらできるだけ長時間パソコンを叩ける用に神経を集中させる。しかし、大抵の人間は30分も持たず、朝5時まで飲んで駅前に寝転がっている大学生のように死んでいた。もちろんそんなときにも取引先からの電話は入るので、2分だけ死力を振り絞り、営業トークをかますのだ。

 

こんな車内で、新卒は何を思うのだろう、と思った。彼らは社長を囲うように座らされ、社長のリズムに合わせて笑っている。

 

鳴り響く携帯。群馬までの道のりが辛い。携帯はなぜこんなに山奥でも通じるようになってしまったのだろう。文明の利器の進化は僕らを死ぬまで働かせるように向かっているような気がする。

 

水上に到着すると、凍える風が吹きまくっている。僕らはありとあらゆる意欲を喪失した。何でこんな季節に水上なんて来るんだ。脳みそプッチンプリン野郎め。

 

何をするか内緒にされていた新卒は、寒さにドン引きし(当然防寒着は持ってきていない)、巨大な橋の景観と係員の持ってきたバンジーの装備に絶句していた。

 

言い忘れていたが、新卒たちは揃いも揃って優秀である。学歴はもとより、エロ画像を収集してくる謎のプログラムを組んだりする変態の東工大生や、外資系コンサルを辞退して入ってくるSFC生など、やばい人間がごろごろいる。しかし、社長の営業トークによってこの会社に入社することになってしまった彼らがまずやることは、めちゃイケもびっくりの極寒水上バンジージャンプなのだ。僕は彼らを育てた両親が何を思うかを想像した。

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