もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

転職先はブラック企業第48話「酸辣湯」

スポンサー広告

関連画像 

転職先はブラック企業 前回の話はこちら

www.mochizoo.xyz

 

メシの時間に落ち合って、久々に同僚のマゾ彦とラーメンをすすった。彼とは会社の総会で漫才をやるために、午前3時から踊り場で稽古をやった仲である。

 

話題は当然、頭脳警察の問題児・中谷について。僕はメールを見せながら言う。

 

「これってどう思う?俺結構納得できないんだよね」

 

「とりあえず、クズだよねえ~」

 

「だろ」

 

「でも、うちって下請けになるわけでしょ~?しょうがないよねえ~」

 

「俺はそこが気に食わないんだよな。下請けだからってここまで理不尽なことってされてもいいのかよ」

 

「そういう無茶を聞いてくれるものさあ~、うちの会社の価値ってことに解釈されてるんじゃないの~?」

 

「そんなもんかなあ」

 

「そんなもんだよお~」

 

なんだか要領の得ない会話だったので、僕はマゾ彦が目を離しているスキに彼のラーメンに酢を投入した。4秒間の注入により、彼のラーメンは酸辣湯麺に変化したが、彼は気づかずにラーメンをすすった。

 

そしてバキュームのようにむせた。

 

「しょうきち~、今ラーメンに何かした~?」

 

「してないよ」

 

「なんかすごい酸っぱいんだけど~」

 

「ラーメンてそんなもんだよ」

 

「そんなもんかなあ~」

 

「そんなもんだよ」

 

酸辣湯麺を全てくらい尽くしたマゾ彦のマゾ加減に敬意を表しつつ、店を出た。マゾ彦はそのまま外回りに出て、22時に帰社するという。頑張れ、マゾ彦。

 

季節は11月にさしかかり、ビル風がきつくなってきた。そろそろコートの欲しくなる季節だ。

 

4月に入社してから夏が過ぎ、秋を乗り越え、冬にさしかかろうとしている。意味不明なこの会社で何とか半年を耐え抜き、夢中で戦ってきた。

 

耐え抜いた先に何があるのか、それは誰もわからない。わからないのに戦うというのは、辛い。上場までは頑張ろうと思うのだが、上場予定は3年後の9月。遠いのだ。

 

時々、プールに沈められたまま、見えない力で抑えられているような感覚に襲われることがある。焦りと窒息。成長のために働いている、持ち株還元のために働いている。その自己暗示のまやかしが極度の疲労によってほつれ、その境目から空虚さがのぞきこんでくるとき。

 

朝まで働いても倒れない「鉄人」という存在。たとえば副社長の青井の思考体力は異常で、深夜3時になってもフルスピードでタイピングする。それも真顔で。目を離すと30分ほど机に伏せているが、すぐに起き上がり猛烈に仕事を始める。

 

入社当時は追いつけ追い越せで頑張ってみたが、どうにも無理だと気づく。「体力を持たない自分」は「体力の永続する鉄人」に遺伝子レベルで負けていて、永遠に勝つことができない。1流になりたいと願って入った会社で、生物学的に自分が2流なんだと気づく。絶望。

 

中谷は何が楽しくて働いているのだろう。東証一部上場企業で、丸の内で働きながら何を思っているのだろう。スキルも何もないのに下請けを見下すような行動をとりつつ、
案件のチェックすらまともにできない。彼らのような人間が、新卒就活セミナーなんかで仕事を語るのだろうか。

 

自分が壊れかけても走らねばならないうち、壊れているのか壊れていないのかわからなくなるときがある。

転職先はブラック企業第49話はこちら

www.mochizoo.xyz

【PR】ブラック企業から転職しよう

3タイプから選ぶストレス用サプリ でストレスに耐えよう

第二新卒転職なら大手のマイナビジョブ20's

僕と同じようにWEB系転職するならWEB/EC専門の転職支援サービス【サポタント】