もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

転職先はブラック企業第34話「頑張れ女子大生」

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揺れるミニスカート。はじける生足。ふんわりフレグランス。やっぱり女子大生って素晴らしい。いるだけでパステルカラーになる。

 

僕らが朝から朝まで働く汗臭いオフィスには、20人近くの女子大生が集まっていた。読モでもやっていそうな子、合コンでモテそうな子ばかり。精鋭だ。全て、展示会のチラシ撒きと勧誘要員として集めたもの。よくもこれだけ集めたものである。

 

彼女らを集めてやるのは勧誘のトレーニング。展示会に来ている顧客をつかまえて、自分たちのブースに誘導するのだ。ちなみに、勧誘というのは名ばかりで、実態はもはや「BtoBナンパ師」とか「BtoBキャッチ」と言った方が近い。そして、キャッチした顧客を僕ら社員と商談させて、訪問につなげるというやり方。

 

 「いいか、話を聞いてもらおうとか思うなよ。そんなんだったら社内でテレアポデモしてたほうがマシだからな。うちは高い金を出して出展してるんだ。俺がやってみるから、さんま、こっちに歩いてこい」

 

社長がシミュレーションしてみる。顧客役のさんまがこちらに歩いてくるのだが、社長は前方に回り込んで歩みを止めさせる。まるでサッカーでドリブルをはばむディフェンダーのよう。

 

「はい!お忙しい中すみません!!今ちょうど、Webの最新情報をご提供させてもらっていまして!!CMSサービスの説明なんですが、2,3分で終わりますからぜひお願いします!!ちょっとで大丈夫ですから!!」

 

勢いで自分のペースに持っていく。眼はさんまを捉えて離さない。あまりの迫力に足を止め、苦笑するしかないさんま。そのまま社長に引き連れられてくる。

 

「こんな感じだ。体で止めろ。進路妨害するくらいの気持ちでいけ」

 

キャッチだと言った意味がわかっただろうか。女子大生たちは迫力におされ、やや顔がひきつっている。頑張れ、女子大生たち。うちの日給8000円は安くないぞ。

 

基本的に、展示会に来る客の半分以上は本気で良いサービスを探そうなんてモチベーションで来ていない。興味本位とか挨拶回りだ。そういうやつを根こそぎ捕まえていかなくては、展示会に出展しても空振りで終わるだけだ。だから、本気で狩りにいかなくてはならない。

 

「客は逃げるぞ。本気で逃げてくるからな。だから、お前らも全力で追うんだ。いいか」

 

「はい!」

 

そこから、社員が顧客役、女子大生がキャッチ役として立ち回りの練習になった。

 

「こんにちは~!私、Webマーケティングの……あ~!待って~!」

 

容赦なく逃げ回る社員に、翻弄される女子大生。傍から見ていると非常に愉快だ。ブラック企業生活の中で、数少ないボーナスゲーム。

 

「じゃあ、僕らの番だから、お願いしますね」

 

「はい!フェリス女子大の宮崎です!よろしくお願いします」

 

僕の番。眼の前の女の子はフェリスから来ているという、ゆるふわ系の女の子。マシュマロが主食です、いつもうさぎさん抱いて眠ってます。好きなキャラクターはマイメロです。そんなイメージだ。眼を合わせると、こちらににっこり笑いかけてくれる。一瞬でサザンオールスターズの世界だ。見つめ合うとー、素直にー、おしゃべりー、できーなーい。

 

性格の悪い僕は、逃げる役なのを良い事に、かなりの早足で振り切るように進んでいく。

 

「あの~、すみませ~ん!Webマーケティングの最新の情報提供をしたいのですが~!」

 

追いつく術もなく、僕の後をチラシを片手に追いかける宮崎。追いかけっこじゃないか。なんだこれは。ものすごく楽しいぞ。

 

「本番だと、本当に早歩きで振り切られてしまうこともあるからね。進行方向をよく見て、顔を見て話しかけると止めやすいかもしれないね」

 

「こうですか~?」

 

にっこり。やばい、これは、天国だ。

 

「そ、そうだね。そんな感じ!とても雰囲気いいと思うよ!」

 

「やった~!しょうきちさんもう一度いいですか?」

 

よ~し、おじさん頑張っちゃうぞ~。

 

幸福なトレーニングは続く。

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