もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

転職先はブラック企業第32話「精算」

スポンサー広告

 

 

転職先はブラック企業31話はこちら

www.mochizoo.xyz

 

 精算

記者会見後、哀れな柿沼がどうなったかをきちんと書いておかねばならない。

 

やつはついに、記者会見で質問中に逆ギレした。会見はホテルでやるような大それたものではなかった。しかし、それでもいくつか飛ばされる質問は柿沼の癪に障ったようだ。報道規模は業界紙に少し載る程度だったが、やつの逆ギレがネットで少し話題になった。

 

さて、シンガポール帰りの社長。彼はどんな人だったかというと、僕は頭の切れて更に悪どい柿沼の親分みたいなやつを予想していたのだが、そんなことはなく。なんと、柿沼とは似ても似つかぬ柔和な紳士だった。40代後半で、子供はなし。結婚もしていない。本業は投資家で、ドリームプランの事業を柿沼に任せたのだという。若者にチャンスをやるために、だそうだ。

 

彼はドリームプランに戻ってきて、柿沼のやってきたことの精算を始めた。インターンへの給料も、遡ってきちんと払うという。彼は慈善事業なのか、それとも道楽なのかはわからない。ただ、変わり者の金持ちが言うには、「若者にチャンスを与えたかった。その手段として、ドリームプランをやっている」ということだけらしい。金持ちの考えって、本当にわからない時がある。

 

僕の契約は続き、佐藤綾が窓口になってくれることになった。僕の予想では、最初のひと月分だけ契約料を終わって後はナシという流れを考えていたのだが。 ラッキーだ。

 

最期に、柿沼のその後の話。やつは、なんとインターンと同じ扱いでドリームプランに残ることになった。時給1000円。やつに言わせれば「ピンチこそがチャンス。絶対に結果を勝ち取る」とでも言うのだろうか。彼のタフさは認めねばならない。僕も彼ほどの強さがあれば、ブラック企業でも永遠にやっていけるのだろう。しかし、ここまでやらかしておいて置いてもらえるのだから、なんと優しい会社。

 

営業ムード

青井に報告したところ、青井はにやりと笑って言った。

「適当に契約を結ばせて、ごねたら2、3ヶ月分くらい違約金として取れればいいと思っていたんだけど、うまくいってよかったね」

 

契約書の書面の最後には、「途中解約は、3ヶ月分の契約料を違約金として頂戴致します」との文面。ゾッとした。

 

さて、うちの会社はというと、相変わらず営業ムード。なんと、社長は新規事業として「法人向けのネット回線販売をやる」と言い出した。とにかく売りがほしいのだ。異動対象は、Webにそこまで詳しくない、マゾ彦たち。運良く僕は対象外。

 

「いいか。代理店営業の強豪は潰しやすい。頭の切れるやつも、そこまでいないからな。そこがチャンスだ。敵の持ってる牌を全部奪いにいけ」

 

その日から、マゾ彦たちは携帯を片手にひたすらテレアポ。もう一方にはレッドブルかコーヒーを持ち、朝の9時から夜の9時までひたすらに電話をかけまくる。ストレスが溜まるので、ついには携帯を片手に社内を徘徊するようになった。椅子に座っているだけでイライラしてくるという。

 

売上、売上、カネ、カネ……

 

僕らの地を這うような営業活動は続く。

転職先はブラック企業第33話はこちら

www.mochizoo.xyz

 

【PR】ブラック企業から転職しよう

3タイプから選ぶストレス用サプリ でストレスに耐えよう

第二新卒転職なら大手のマイナビジョブ20's

僕と同じようにWEB系転職するならWEB/EC専門の転職支援サービス【サポタント】