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もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

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転職先はブラック企業第22話「休息とは」

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猛烈な眠気の中、僕は営業トークを考えていた。3時に終わったミーティングの後、デザイナーたちがつくったサイトのバグ取りをして、それが終わったのが5時。

 

営業資料を印刷して(もう詰められるのはごめんだ!)、レッドブルを飲んで一息いれる。レッドブル、翼を授ける。一時期猛烈に流れていたゆるいCMを回想しながら、僕はこの場を放棄してどこかへ飛んでいけたらと願った。

 

「WordPlayで変態プレイ……すなわちWordPlay……」

 

意味不明だ。足元にはマゾ彦が寝転がりながら、訳の分からない言葉をつぶやいている。だからWordPlayじゃない、WordPressだ。起きた後にテストしてやったほうがいいかもしれない。

 

朝一番は品川。僕の本来のクライアントである頭脳警察のアポだったが、これは難なく終了。なぜなら、バキバキに働く真面目なインターンの子に頑張ってもらったからだ。彼には申し訳ないが、猫の手も借りたい今の状況、存在するリソースはギリギリまで使わなくてはならない。

 

「しょうきちさん、今度メシおごってくださいね……!」

 

1日1万字の記事作成。インターンがこれを10日間でこなしてくれたおかげで、大量のWebページを更新し、グーグルの検索結果に上位表示できるはずだ。可哀想なインターン生は、座ったままなのに、フルマラソンでもこなしたかのように息を切らしていた。ちなみにこれを5回繰り返せば、文量的に文庫本1冊が完成する。

 

「サンキュー、お前、作家になれるぜ」

 

無事にアポも終了したことだ。今度、凪の煮干しラーメンでもおごってやるか。あれはうまい。新宿に行く用事があるなら、是が非でも行くべきだと僕は思う。命の水だ、煮干しスープ。

 

昼飯。それはブラック企業社員の休息の時間 

キヨスクで買った適当なガムを噛みながら、高田馬場を歩く。アポ前まで時間があるから、腹ごなしがしたい。この時間を伸ばせば、メシが食えるのは3時半になる。それだけは避けたいのだ。

 

高田馬場にアポ先があると幸運だ。安くてうまい昼飯に困らない。新宿ではローストビーフの油そばだったり、どちらかというと話題先行のキャッチャーな飲食店が並ぶ傾向があるが、高田馬場は堅実。飛び道具よりも、長く愛される堅物の頑固おやじのような店が愛される。もちろん、安くてうまくて多いのは必須条件だ。ライス大盛り無料は当然、ライスおかわり無料でようやく偏差値50ってところか。

 

しかし、今回は違う。駅を出てから杉並方面に歩いてから、細い路地を抜けていくと、居酒屋のならびにぽつんと建つ黒い店が目に入る。牛骨ラーメン道玄。

 

バーカウンターの居抜きのような、高めのテーブルに椅子。やや暗めの店内にはジャズが流れる。オアシスだ。1番奥に腰掛けてから、牛骨ラーメンの塩をオーダーする。麺はスパイスを練り込んだ特別なやつ。

 

スープを一口。ごくり。ふんわりと牛からとったダシの香りがひろがる。いい。無化学調味料のやさしさと、この牛のエキスから出た油がいい。口当たりが良くて飽きが来ないから、ついつい飲み干したくなる。派手なラーメンばかり食べ続けると、ビリビリするような刺激ばかりが残るから、こういう上品なラーメンをはさみたくなる。いい仕事だ。

 

仕事。僕の仕事も誰かの役に立っているのだろうか。このラーメンが良いひとときを提供してくれるように、クライアントに何か貢献できているのだろうか。社内は炎上案件にあふれ、僕らはその対応のために、なんとか頭を下げるばかりだ。顧客に睨まれず、握手をして成果をわかちあいたい。そんな日が来るのだろうか。

 

投稿強化中:ブラック企業で休息がほしくなったら

nojisho.hatenablog.com

 

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