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もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

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転職先はブラック企業第10話 「クレームの理由」

「ノルマ不達のパワハラに耐える営業職の女性ノルマ不達のパワハラに耐える営業職の女性」[モデル:Lala 大川竜弥]のフリー写真素材

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コンサル会社「頭脳警察」のオフィスにて、僕は上司とともにクレームの釈明に訪れていた。

 

頭脳警察のコンサル部隊リーダー、後藤は言う。

 

「しょうきちさん、あなたは当社で話題になっていますよ」

「えっ」

「当社では日報を前者で共有することになっているのですが、今回のクレームで担当コンサルタントが状況を詳細に報告しましてね。どういった経緯でクレームが発生したか、全社員が知っているんです」

「そんな……」

「あなたと組みたくないと言っているコンサルタントも出てきています」

 

ホームページ制作案件で起きた納期遅延。これは全話で記載したとおり、担当コンサルタントがムリな仕様変更を押し通そうとしてきたからに他ならない。

 

「しかし、デザイン工程を経た後は、サイドのデザイン作業はできないと契約書にも書いているはず……」

 

いいかけたが、この先を言うのはやめた。後藤は契約がどうとかそういう話をするつもりではないのだ。契約以上の融通を利かせろという話なのだ。僕はぐっとこらえた。

 

ついてきた上司は黙っている。ちなみに、仕様変更を断るように支持したのは紛れもなくこの上司である。こいつ、僕に責任を押し付ける気か……

 

「この件は御社の代表へも連絡しておきます。我々は今回だけで契約をきっぱりやめる気はありません。不平を言うコンサルタントもいますが、私がなだめておきます。それでは、今後の改善に期待します」

 

きっぱり言うと、後藤は足早に会議室を後にした。

 

社長からの怒号、それから

 

午後3時の千代田線にゆられながら、重い気分で会社へと帰る。訪問は1時間もなかったが、永遠に感じるような重苦しさがあった。上司とは一切口を聞かずに会社へと戻った。

 

会社へと戻った瞬間、僕と上司は社長に呼び出された。

 

「お前らなめてんの?」

 

開口一番、社長からの怒号が飛ぶ。

 

「頭脳警察はうちの中で一番発注に貢献してくれてるパートナーなんだけど。なのに、頭脳警察を怒らせてどうすんの?」

 

社長は足をデスクに乗せながら、ふんぞりかえって言う。僕らは小さな声でハイ、としてか言えない。

 

「頭脳警察が紹介してくれる案件、1社だけで売上1億超えてるんだからね。お前らもし受注できなくなったとしたら自分たちで補填しろよ」

 

ハエを追い払うような仕草で僕らを追いやる。「戻っていい」のサインだ。僕らは消沈しながら席へ戻った。

 

 

深夜1時からのミーティング

 

「大変だったみたいですね……」

 

席につくと、デザイナーの新卒の女の子が声をかけてきてくれた。病弱で定時に帰りたがるのが玉にキズだが、仕事は丁寧で一生懸命である。

 

「心配かけてごめん。今日、夜にミーティングして体制を立て直すから」

 

「ありがとうございます。辛いんですよね、何度もデザインをまっさらにされるの……言う方は簡単なんでしょうけど」

 

デザイナーも、何度もやり直しをさせられるのは辛いのだ。

 

直近で僕らがやらなければならないのは、クレーム案件のTODO整理と他の案件の状況確認であった。あまりにも案件が多すぎるので、それぞれの案件がどんな状況なのかを把握できていない。

 

上司と話して、それを改善するために、毎日深夜1時からミーティングをすることにした。扱っている60以上の案件をすべて確認して、エクセルに状況をまとめるのだ。

 

もしアクションをとれていなかったら、その場で頭脳警察に連絡するようにした。頭脳警察のコンサルタントも夜中の1時くらいなら電話に出てくれる。

 

3時になって、ようやく案件整理が終わる。上司と2人でウンウンうなりながらエクセルをポチポチやり、終わった瞬間に椅子のせもたれをきしませながらダランとやる。

 

「疲れた……」

「ですね……」

 

10分位そのまま休憩した後、24時間経営のメンズサウナへ向かった。家に帰れないから、メンズサウナで風呂に入るしかないのだ。

 

一向に減らないどころか増えていく残業時間。僕は苦悩しながら歓楽街のサウナへと向かっていった。

 

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