もちもち動物園

楽しい働き方研究ブログ。第二新卒転職→ブラック企業勤務→宮崎移住。

転職先はブラック企業第48話「酸辣湯」

 

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メシの時間に落ち合って、久々に同僚のマゾ彦とラーメンをすすった。彼とは会社の総会で漫才をやるために、午前3時から踊り場で稽古をやった仲である。

 

話題は当然、頭脳警察の問題児・中谷について。僕はメールを見せながら言う。

 

「これってどう思う?俺結構納得できないんだよね」

 

「とりあえず、クズだよねえ~」

 

「だろ」

 

「でも、うちって下請けになるわけでしょ~?しょうがないよねえ~」

 

「俺はそこが気に食わないんだよな。下請けだからってここまで理不尽なことってされてもいいのかよ」

 

「そういう無茶を聞いてくれるものさあ~、うちの会社の価値ってことに解釈されてるんじゃないの~?」

 

「そんなもんかなあ」

 

「そんなもんだよお~」

 

なんだか要領の得ない会話だったので、僕はマゾ彦が目を離しているスキに彼のラーメンに酢を投入した。4秒間の注入により、彼のラーメンは酸辣湯麺に変化したが、彼は気づかずにラーメンをすすった。

 

そしてバキュームのようにむせた。

 

「しょうきち~、今ラーメンに何かした~?」

 

「してないよ」

 

「なんかすごい酸っぱいんだけど~」

 

「ラーメンてそんなもんだよ」

 

「そんなもんかなあ~」

 

「そんなもんだよ」

 

酸辣湯麺を全てくらい尽くしたマゾ彦のマゾ加減に敬意を表しつつ、店を出た。マゾ彦はそのまま外回りに出て、22時に帰社するという。頑張れ、マゾ彦。

 

季節は11月にさしかかり、ビル風がきつくなってきた。そろそろコートの欲しくなる季節だ。

 

4月に入社してから夏が過ぎ、秋を乗り越え、冬にさしかかろうとしている。意味不明なこの会社で何とか半年を耐え抜き、夢中で戦ってきた。

 

耐え抜いた先に何があるのか、それは誰もわからない。わからないのに戦うというのは、辛い。上場までは頑張ろうと思うのだが、上場予定は3年後の9月。遠いのだ。

 

時々、プールに沈められたまま、見えない力で抑えられているような感覚に襲われることがある。焦りと窒息。成長のために働いている、持ち株還元のために働いている。その自己暗示のまやかしが極度の疲労によってほつれ、その境目から空虚さがのぞきこんでくるとき。

 

朝まで働いても倒れない「鉄人」という存在。たとえば副社長の青井の思考体力は異常で、深夜3時になってもフルスピードでタイピングする。それも真顔で。目を離すと30分ほど机に伏せているが、すぐに起き上がり猛烈に仕事を始める。

 

入社当時は追いつけ追い越せで頑張ってみたが、どうにも無理だと気づく。「体力を持たない自分」は「体力の永続する鉄人」に遺伝子レベルで負けていて、永遠に勝つことができない。1流になりたいと願って入った会社で、生物学的に自分が2流なんだと気づく。絶望。

 

中谷は何が楽しくて働いているのだろう。東証一部上場企業で、丸の内で働きながら何を思っているのだろう。スキルも何もないのに下請けを見下すような行動をとりつつ、
案件のチェックすらまともにできない。彼らのような人間が、新卒就活セミナーなんかで仕事を語るのだろうか。

 

自分が壊れかけても走らねばならないうち、壊れているのか壊れていないのかわからなくなるときがある。

転職先はブラック企業第47話「冷戦」

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3ヶ月半の納期を2ヶ月に縮められた日の翌日、僕は日付の変わるギリギリでデザインの初稿を提出した。

 

他の案件もモリモリ入っている中、デザイナーを渾身のハーゲンダッツで買収し、9時まで残業してもらっての提出だ。僕は電子メールに魂を込めた。この魂が光ファイバーケーブルを通じて中谷のパソコンをあたたかい緑の光で包み込み、地球に衝突しようとする隕石すら不思議な力で跳ね返されるような奇跡=納期延長が発動されることを切望した。

 

中谷はあれほど急がせたにも関わらず、翌日の夕方6時にメールを返してきた。

 

「いいと思います。先方に提出します」

 

こんな返事なら朝イチで返せよと思う。そしてさらに3日後、ようやく中谷からのメール。

 

「先方からOKが出ました、これでコーディングしてください」

 

待ちくたびれた僕が化石になるかどうかの瀬戸際で、デザインのGOサインが出た。

 

返信のメールにて、承知いたしました、の後に「今回ご指示をいただくまでに72時間のロスタイムが発生しましたので、目標の30時間以内の納品は不可能になってしまいましたことをご了承下さい」と打ち込もうとしたが、送る直前でやめておいた。

 

他の案件をこなしつつ、レクサス4案件を進めていく。が、そこでどうも気になることがある。中谷のチェックが遅いのである。

 

頭脳警察社で中谷がチェックをするのに1日半、クライアントがチェックをするのに3日ほどかかっている。このペースではチェックだけで20日以上のタイムロスだ。馬鹿げている。これではこちらが急いでいる意味がない。こんな理由で納期遅延になってドヤされるのは耐えられないのだ。

 

「いつもチェックありがとうございます。お忙しい中誠に恐縮ですが、納期達成のため、チェックの時間を早めていただくことは可能でしょうか。1時間以内とは申しませんので、1営業日以内でチェック頂けると大変助かります。また、クライアント様へも、チェックの優先度を高めて頂けるよう、お話しいただけましたら幸いです」

 

黙っているのも忍びないので、やんわりとメールを送る。

 

これで「わかりました!」と爽やかなメールをくれるものならこちらもすんなりと案件を進められるものだが、そうはいかない。

 

「承知しました。しかし、クライアント様に指図するというのはいただけませんね。御社の制作物を経営陣で精査して頂いているので、そこにもっと早くしろ等とケチを付けるわけにはいきません」

 

と、中谷。僕は顎をさすりながらため息をつく。別にいちゃもんをつけようとかケチをつけようとかそういう気持ちは毛頭なく、単純に、物理的に時間が足りないのだ。そしてその原因は緩慢なチェック体制なのだ。それがなぜわからない。

 

「メシいってきまーす」

 

気分転換に早めのメシ。セブンのカップラーメンを買う。蒙古タンメン中本。このコク、この麺、この辛さ。カップラーメンの中で一番納得できる商品だ。……すると、社長からの電話。素早く携帯を取る。

 

「お前、今どこなの?」

 

「はい、コンビニです」

 

「レクサスなんちゃらって会社から電話かかってきてるんだけど」

 

「すみません、すぐ行きます!折り返しで伝えておいてください!」

 

レジに並んでいたら社長の拳がとぶので、中本を置いて社内にもどる。エレベーター待ちの時間が惜しい。扉が開いた瞬間に素早く乗り込み、しまるボタンをプッシュアンドゴーイングアップ。チン、の音と同時にオフィスへ駆け戻る。

 

「すみません、お待たせしました」

 

社長室にかけこむと、社長は相変わらずジャンプを読んでいた。

 

「しょうきち、何かお客さんめちゃ怒ってたみたいだけど、何なの?」

 

「へ?レクサス・マーケティングがですか?」

 

「そうだけど。なんか揉めた?」

 

「いえ……揉め事はしていません」

 

「ったく、面倒なことすんなよ」

 

「すみません」

 

「あとさ、コンビニ行くならワンピースの新刊買ってこいよ。気が利かねえな」

 

「す、すみません」

 

僕は手のひらに「ワンピ 新刊」とメモしてから、レクサス・マーケティングに電話した。チャンが出たが、いつものグーグル翻訳に忠実な日本語が、感情的になったことで破壊的にわかりづらくなっていた。

 

さて、もしかしたらお察しの方もいるかもしれないが、レクサス・マーケティングが怒っていたのは、中谷の告げ口が原因であった。僕がレクサスのチェックが遅いと批判していたと、中谷に吹き込まれたらしい。

 

「いえ、そんなことは。違うんです、誤解です」

 

僕の必死の30分の釈明に、チャンも何とか平常心を取り戻してくれた。

 

「わかりました。御社がそんなことないと誓うなら、理解します」

 

「ありがとうございます。私が申し上げたのは、現状3日かかっているチェックが少しでも早くなればありがたいな、と言ったまででして」

 

「3日?私たちは即日でチェックしていますはずです」

 

「そうですか……いつも私どもに連絡がくるのは3日ほど経ってからなんですよね……」

 

言いかけて、僕は気づいてしまった。

転職先はブラック企業第46話「無茶ですってば」

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「3ヶ月半は必要だって申し上げたと思うのですが、チャン様はあと2ヶ月と仰っていますよ」

  

「クライアントがそういうのだから、そうなのでしょうね」

 

「……」

 

他人事かよ。こいつの価値は何なんだよ。こいつのコンサルフィーは国境なき医師団にでも寄付したほうがマシなのではないか。

 

「しかしですね、我々もギリギリの工数で動いています。3ヶ月半という約束でこそGOは出せますが、2ヶ月なんて無茶です」

 

「本当に、無茶、なんですか?」

 

中谷はべらぼうに凄みをきかせていう。

 

「じゃあ、あなた方は1サイトを制作するのにどれくらいの時間が必要なんですか」

 

「おおよそ1ヶ月はかかります」

 

「嘘ですね。この前、ミーティングで私に教えてくださった話では、作業はせいぜい設計、デザイン、コーティング、テキスト挿入、ドメインとサーバーの手続きをしてから最終チェック。このくらいなはず。これでどのくらいの作業時間になるんですかと聞いています」

 

「実作業時間で言えば、30時間もあれば……」

 

「ほら。たった30時間でできるのに、もったいぶって1ヶ月なんていう。クライアントが待っているというのに、自分たちの都合で案件を引き伸ばしたりして」

 

冗談ではない。

 

「ちょっと待って下さい。今言ったのは実作業時間です。本来の工程では、この合間に御社やレクサス・マーケティング様とのチェックも入ります。チェックしてから気に入らないのであれば、戻って修正しなければなりません」

 

「でも、たった30時間でしょ。2倍にしても60時間。何日か徹夜でやればいい話じゃないですか」

 

中谷は嫌味ったらしくため息をついた。

 

「朝から翌朝まで馬車馬のように働いてくれると聞いたから案件をよこしたのに、こんなにひ弱だとは知らなかった」

 

そのとき、僕の脳内では、瞬時に2つの選択肢が交錯した。一つはブチ切れて2ヶ月の納期を突っぱねる。もう一つは、それこそ馬車馬のように2ヶ月で乗り切る。中谷はゴミだが、やつの挑発に乗って突っぱねればこの案件はクローズする。売上も返金扱いになるだろう。サイト4本を2ヶ月で納品する案件は相当な地雷だが、それでも食いつきたい零細制作会社はこの新宿だけでさえゴロゴロいる。

 

それに、以前やられたように、頭脳警察の社内SNSで「納期を守れない制作会社」として晒されでもしたら、まずい。

 

「やります。2ヶ月で」

 

交渉力のない僕には、これしかなかった。

 

ちなみに、こうして会社の売上を守り、耐え抜いたことは全く評価されない。社内に帰った僕を待ち受けていたのは、賞賛ではなく、むしろ罵声だった。

 

「嘘でしょ。こんなサイト4本を2ヶ月って無理に決まってんじゃん!あたし残業やんないからね~。あ~怖っ」

 

デザイナーからはこう言われ、疎まれる。しかし、どうしろというのだ。このめちゃくちゃな売上主義の会社で、案件を選べとでも言うのか。

 

1日あたり20時間勤務で回っている僕の業務ペースと、1日あたり8~9時間で上がるデザイナーのペース。デザイナーの(相対的)短時間勤務で売上を守るには、1件あたりの単価をぐんと上げなければならない。しかし、うちのデザイナーの経験年数は、平均して3年に満たないのだ。

 

はいはい、僕がやればいいんでしょ。

 

そういうわけで、僕もコーティングに加わるようになった。

転職先はブラック企業第45話「弱いものほどよく吠える」

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自分のことで手一杯なのに、他人のことなんて気にしちゃいられない。ましてや仕事をくれてやる下請けのことなんてどうだっていい。人に優しく。人にされて嫌なことは人にしない。道徳の時間で習った当たり前を、僕らはすっかり忘れてしまっている。仕事は恩義と責任のなすりつけ合いで、なすりつけられた側は申し訳ございませんとありがとうございますを呪いのようにつぶやくしかないのだ。

 

結局、僕が悪いことになりながら、仕切り直しということで案件はスタートした。頭脳警察の担当は、新卒2年目という中谷。僕からの連絡をひたすらに避け、案件が滞った原因を僕になすりつけた男だ。青いスーツの着こなしだけは決まっている。

 

頭脳警察の会議室で、僕らはサイト制作の案件のミーティングをしていた。もっとも、ミーティングというのは名ばかりで、実質的にはウェブについて何も知らない中谷の戦略を代わりに練ってやる講習会であった。

 

彼のサイト制作の進行スケジュールはずさんを極めていたし、サイトのワイヤーフレームはExcelを情報の授業でさわった中学生の作品に等しかった。道理で提出できなかったわけだ。僕が彼の先生で、彼の仕事を評価できるなら「もっとがんばりましょう」の百段階ほど下位評価である「はなくそ」というスタンプを押してやりたい。

 

「中谷さん。そちらもご多用でしょうから、ワイヤーフレームに関しては僕に任せてください。こちらで作りますので」

 

「そうですね。本来であれば、制作はそっちの仕事ですから」

 

「あと、全体でこんなに短期間では制作できませんので、せめてあと3ヶ月半は下さい」

 

「仕方ないですね。クライアントも急いでいるようですから、お願いしますよ。3ヶ月半ですね」

 

仕事が出来ないくせに、いちいち鼻につくような言い方。なぜ、こうもふてぶてしい態度を取れるのだろうか。激しいスイサイドを希望する。大焦熱地獄から転がり落ちて無間地獄にめぐり愛だ。犬死にでも猫死にでも豚死にでもパンダ死にでもいい。やつが不幸になればいい。

 

しかし、中谷がやるべきであった仕事を流れで引き受けてしまったので、僕は中谷を呪う前に、馬車馬のように働くしかなかった。

 

それからレクサス・マーケティングと頭脳警察とうちの3者交えてのメールのやりとりが始まり、ようやくワイヤーフレームが送信された。僕が作ったものだったが、中谷の面子を守るために、ワイヤーは事前に中谷に共有されている。だから、それは、あたかも彼が制作したかのようにクライアントに提出された。さも自分が努力したかのように見せる中谷のメールを眺めながら、僕はカップラーメンをすすった。

 

1時間語、レクサス・マーケティングのチャンからの返事。

 

ありがとうございます。ワイヤーフレーム、とても、良いと思います。これで進めてください。

確か、納期はあと2ヶ月でしたね。これ以上は縮められませんので、よろしくお願いしますと思います。

 

僕は高圧洗浄機のようにラーメンを吹き出した。3ヶ月半必要だって言ったじゃねえか。

転職先はブラック企業第44話「理不尽」

 

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いきなりクレーム

「お忙しい中恐れ入ります、頭脳警察社よりサイト制作の依頼を頂いている会社の者ですが」

 

「お世話になっております。レクサスのチャンと申しますが、貴方様たちは、とてもひどいですよ」

 

専務取締役を名乗るチャンという男は、非常に憤慨していた。出た、いつの間にか、自分たちの知らないところで勝手に炎上しているパターン。

 

「申し訳ございませんが、当方、状況を良く把握していないものでして。よろしければ、詳しくお話しいただけないでしょうか」

 

「あなたたちは当社を、なめて、いらっしゃるのでしょうか。私はとても失礼だと認識します」

 

チャンはグーグル翻訳を読み上げるような精度でまくしたててくる。

 

僕はチャンをなだめるように、少しずつ話しを聞いていった。すると、驚くべき事実が明らかになっていった。

 

「頭脳警察は、あなたがたがサイト制作にとりかからないと、そういう風に言っていますよ。あなたたちを制作会社に選んだ頭脳警察も悪いが、働かないあなたたちはもっと悪いのだ」

 

「そんな。私たちはサイト設計の情報をずっと待っていました。でも、頭脳警察から情報が来なかったのです。何度も催促しましたが、返事が来ませんでした」

 

「そんなことは有り得ませんね。頭脳警察には何度も連絡しました。それも、毎日。しかし、制作会社が何もしないという一点張りでしたよ」

 

食い違う主張。チャンはうちが完全に悪いと思っている。このまま話していてもキリがない。これは、頭脳警察の方から説明を求めるしかない。

 

「わかりました。私達も全てを理解しているわけではありませんので、一旦、頭脳警察からの連絡を待ちます。それからチャン様に連絡を差し上げますので、どうかお待ち下さい」

 

そう言って電話を切った。どっと押し寄せる疲労感。勝手にこちらが悪者にされているのだ。いっその事、案件を放り出してしまいたくなる。しかし、4本分のサイト制作フィーは全て回収済みだ。逃げ出すにも逃げ出せない。

 

とりあえず、音信不通のコンサルタントに事の顛末を連絡しなければならない。僕はメールを立ち上げた。レクサス・マーケティングのチャンから連絡が来たこと、制作会社が動かないから制作が進まないとチャンが主張してきたこと、事情を頭脳警察とすり合わせた上でチャンに説明する必要があるということを簡潔にまとめて送信する。

 

すると、音信不通のコンサルタントから5分で返事が来た。

 

しょうきち様

 

お世話になっております。

今回の件について、御社には非常に不信感を覚えました。

なぜ、勝手に当社のクライアントと連絡を取ったのでしょうか。

連絡すること自体が筋違いですし、万が一連絡するとしても、当社に一本連絡を入れるのが当然だと思います。

クライアントを混乱させないでください。

 

僕は血が煮えたぎるのを感じた。何様なのだろうか。

 

こいつが一切返事をよこさなかったメール履歴をキャプチャに取って、レクサス・マーケティングに送りつけようかと思ったし、実際にキャプチャに取るまでをやった。しかし、これをやったら頭脳警察の面子は丸つぶれである。もう彼らとのやりとりはできなくない。既に確保している案件も解約となり、売りがたたなくなる。そうなれば、社長からの責め苦をくらうのは僕である。

 

申し訳ございません、こちらの身勝手な行動により、御社とクライアント様にご迷惑をおかけしました。

 

震える手でタイプする。クソが。お前のせいで、お前のせいでこんなに惨めな思いをしているんだからな。死ね、死ね、死ね。どす黒い気持ちをメールに込めて、送り込むように送信ボタンを押した。

転職先はブラック企業第43話「怪文書」

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「頭脳警察は信用出来ませんなので、直接やりとりさせてくださいませんかな?」

珍妙な件名のメールが届いたのは、レクサス・マーケティングの案件を受注してから1ヶ月後のこと。

 

とうとう、僕らとレクサス・マーケティングを仲介しているはずの頭脳警察社からは、レクサス・マーケティングの案件について一切連絡が来なかった。したがって、僕らはレクサス・マーケティングの存在をほとんど忘れかけていた。

 

何も音沙汰が無いということは、レクサス・マーケティングも焦っていないのだろう。便りのないのは良い便り、メールがないのは良い案件。自身に言い聞かせながら、残っている案件を潰していた。

 

そんな中、レクサス・マーケティングより、当社に直接メールが来た。見出しは先述の通り、

 

「頭脳警察は信用出来ませんなので、直接やりとりさせてくださいませんかな?」

 

である。しかも、メールの本文には、

 

「連絡をお待ちしております」

 

のみである。担当者の名前すら、ない。

 

この極めて珍妙なメールに対して、僕は心底頭を悩ませた。丁寧に書きたいのかバカにしているのか、それとも高度に発達したIQを駆使した皮肉なのか。どちらにしろ、送り手は何かしらの異常性をはらんでおり、その異常性によって生み出されたメールは確実に僕を蝕んでいた。

 

ああ、どく状態だ。これは、RPGにおけるどく状態だ。果てしない状態異常だ。バブルスライムとかベトベトンとか虫っぽかったりゾンビっぽいやつが使ってくるアレなのだ。読む度に精神を滅入らせるこのメールは、歩く度に体力を消耗させる毒そのものである。

 

脳みそのシワを、寄せては返すさざなみのように震わせて、超絶的に思考させる。しかし、無意味だった。この意味深メールの前には僕の思考など、パック寿司におけるプラスチックたんぽぽのように無意味であった。

 

とりあえず、このメールが来たことを頭脳警察に連絡したい。が、頭脳警察は信用出来ないとクライアントが言っている以上、この両者の間には何かがあったに違いない。簡単に連絡することはできないのだ。よって、僕は音信不通のコンサル企業と怪文書をよこすジュエリー会社の板挟みに襲われた。

 

上司に相談するなどして、とりあえずクライアントに直接連絡を取ることにした。本来であれば、頭脳警察をさしおいての直接連絡はビジネス的にご法度である。しかし、この板挟みを脱するにはこれしかあるまい。

 

会社の携帯を抜いて、ダイヤルしてみる。数回のコール音の後、出てきたのは……

転職先はブラック企業第42話「音信不通」

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レクサス・マーケティング。東北にある、貴金属を扱う会社である。頭脳警察を通しての紹介であった。

 

主な仕事はジュエリー店の運営と、最近アツくなっている貴金属買取・販売業。金が高騰するこの時代、貴金属買取は儲かるらしい。

 

そんなレクサス・マーケティングの依頼を受けたのは8ヶ月前からだった。「サイト制作を4本やってほしい」という依頼。

 

1社からごっそり4案件ももらえるのはありがたいことだ。営業担当はヨダレを垂らしながら、喜び勇んで受注した。案件の納期もうやむやにしたままで。

 

頭脳警察案件の闇

ところで、頭脳警察が絡んだ案件はやりとりが少々面倒くさい。なぜなら、制作案件ができたときには

 

自社→頭脳警察→クライアント

 

と、僕らは頭脳警察にまず制作物を見せ、OKだったら頭脳警察がクライアントに見せる。

 

逆に、クライアントから指示がくるとするならば、

 

自社←頭脳警察←クライアント

 

という流れで処理していく。

 

これは頭脳警察が「案件のクオリティを管理するディレクター」として入っているからである。「頭脳警察がいることで納期と品質が担保される」というサービス論理に基づいた布陣なのだ。

 

しかし、この案件においては、この布陣が完全に裏目にはたらいた。

 

音信不通の担当

案件を受注した後、頭脳警察の担当コンサルタントとやり取りを始めるはずだった。しかし、待てど暮らせど連絡が来ない。サイトを作る前にも、まずは、頭脳警察とレクサス・マーケティングとの間で作ったワイヤーフレーム(これから作るサイトの骨組み)が必要なのだ。

 

3日経っても何も連絡がなかったので、こちらから確認を入れた。

 

恐れ入ります、レクサス・マーケティング様の案件でお世話になっているしょうきちと申しますが、ワイヤーフレームは完成しておりますでしょうか?

お手数ですが、完成していたらお送りいただけますと幸いです。

 

こんなメールを送ってみたのだが、連絡がない。

 

連絡が何もないまま5日が経過した。取り急ぎ、先程のメールを再送する。しかし、ない。連絡が、ないのだ。

 

向こうも忙しいのだ。何度も連絡して頭脳警察を怒らせると売上に響くので、もやもやした気持ちを抑えつつも、待つ。待つしかない。

 

焦る僕。しかし、実は頭脳警察の案件はこういう事例がいくつもある。連絡がないので頭脳警察の本社に行って直接確認してみたところ、「実は頭脳警察とクライアントの契約が終わっていたために、うちに依頼が来なかった」なんてこともある。頭脳警察も、朝まで仕事をするようなブラック企業なのだ。情報をこちらに回せないほどパツパツなことはよくある。

 

上司に相談し、ここでは待つことにした。

 

でも、仲介している企業とクライアントの温度感が違うことって、往々にしてあるよね。

ハイエナズクラブに名前が載りました

そういえば、ハイエナズクラブの自由研究コンテストで名前が出たんです。

 

hyenasclubs.org

 

ここに、

 

こう!

 

載りましたっ、ウェブメディアにっ、名前がっ。

しかも褒められたのですよ。文章力をっ。

 

これが嬉しくてですね。

自由研究の受賞は逃したけど、それはどうでもいいです。

文章をほめてもらえたのがとにかく嬉しかった。

 

思えば自分はとても中途半端な人間で、文章のための投資を親から十分に受けていたにも関わらず、それを活かすこともできずにいました。そして、それがコンプレックスでした。

 

子供の頃から本が好きで、母親に毎日10冊絵本を読んでもらっていました。

 

小学校に進学したら学級文庫を全て読み、図書館の本もほぼ全て読み、国語と道徳は教科書をもらった初日に全て読み、授業で扱う日を楽しみにしながら過ごしていて。

 

小学校3年生のときに人権標語コンクールに選ばれたのをきっかけに、自分には文章だ、文章が好きなんだと思い込み、中学でも高校でも、文豪の表現をノートに模写したりして勉強したりしていた。ネットで小説の書き方を読んだりもしたりも。

 

しかし、大学に入ってからは友達のやる自主制作マガジンに寄稿したりすることはあったが、本気で文章を書こうとすることはなく、ミクシィで駄文を書き散らしたりするくらい。自分が呆けているうちに本気でやる人は在学中にデビューとかしていて、僕はもう筆で食べていくことはないんだろうと思っていました。

 

それから時は流れ、なんとなく書き始めたブラック企業の体験記事。程度はあれど、人様から文章をほめてもらえたのは、自分にとっての小さな成功体験です。

 

文章専業で食べていくことはできないですが、文章を読んでもらえて、そこから集客できて、アフィリエイト収益獲得もできている。まだ一万五千円くらいですけど、ありがたいことです。

 

これからも頑張ってブログ書きます!!

【夏休みの自由研究はプログラミング】レボキッズプロダクションのプログラミング教室を取材したよ

「レボキッズプロダクション」の画像検索結果

 

ども、しょうきちです!

前回取材した、レボキッズプロダクションの続編をお送りします。

 

※この記事は下記記事の続編として執筆しています。
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中学生にプログラミング教育して、意味あるの?

教育、つまり生徒を伸ばすことを考えたときに、プログラミング教育は2つの役割を持っていると考えます。1つ目はプログラミング自体のスキル、2つ目はプログラミング以外のスキルです。

 

プログラミングを学ぶことは、それ以外にも応用がきくという考えですか……

 

そういうことです。

 

ふ~ん……

 

何ですか。その怪しい情報商材を見るような眼は!

 

実は僕、プログラミング教室に10万近く払って入会して、続かなかった事があるんです。その時も同じようなことを言われたんで、実際どうなのかなと思うんですよね。ましてや中学生に対するプログラミング教室でしょ。続くのかなあ。

 

どんなプログラミング教室だったんですか?

 

その時のスクールの雰囲気が「ガチのエンジニア志望」みたいな人しかいなくて、エンジニアになる登竜門みたいな雰囲気だったんです。学習時間を全員分張り出して競争させたり。僕は「プログラミングを学ぶことで自分の為になるか模索したいな」みたいなライト学習者だったので、完全に浮きましたね……。それで通いづらくなって辞めるみたいな。

 

なるほど。ちなみに、そこの学習方法は?

 

えーと、ICTで勉強して、必要なときはチューターに質問する形式でしたね。

 

チューターの関わり方は?

 

基本、僕らが話しかけないと何もアクションを取ってこなかったですね……。

 

うむ。でしょうね。エンジニアになるため「だけ」の、プログラミングスクールだったんでしょう。その場の価値は、プログラミングスキルを上げる、ただそれだけにある気がします。

 

そうだと思います。エンジニアの予備校的な。

 

そういう教室もアリだと思います。技術を身につけることは、「食いっぱぐれなくなる」ことへの近道でもあるから。ただ、僕はプログラミング学習の可能性を、もっと広く見ていきたいんです。

 

というと?

 

当塾のプログラミングスクールで学べる「プログラミング以外のスキル」に表れています。2つあって、「想像力」と「コミュニケーション能力」です。

 

想像力はまだわかるけど、コミュニケーション能力って……?プログラミング教室なのに?

 

フフフ……意外でしょう。そこがミソなんですよ。

 

とりあえず両方とも説明してみてくださいよ!ほらほら!

 

生徒を「情弱」から「情強」にする、ググりグセ教育

いいでしょう。まず、想像力から話していきますね。これは、プログラミングで何かを作り上げるときに、どうやったら作り上げられるかを想像できるかを指します。例えばプログラムを作るときに、自分でゴールを「想像」してから、その工程を「想像」する。この力を鍛えます。鍛えるために、生徒にはひたすらにググりグセをつけます。

 

ググりグセ。自分でネットで調べて解決する手段をつけさせる、と。

 

そういうことです。これって単純に見えてものすごく重要なんですよ。

 

納得です。僕はブラック企業勤務時代、「誰もSEO(WEBマーケティングの一種)に詳しくないのにSEOを受注してきてしまう」というめちゃくちゃな会社にいて。そのとき入社したての僕がSEO担当になったのですが、周りが詳しくないから誰にも聞けなかった。そこでひたすらググりまくっていた結果、半年でだいたいのことは理解できるようになりました。

 

激しいご経験ですね……(笑)多分共感してもらえると思うんですけど、この時代、だいたいのことはネットで調べればわかるんです。それでも、お金を出してSEOの本を買ったり、セミナーに通ったり、外注したりするのは「自分で調べた知識を自分で編集して、組み合わせる能力」がないから。もちろん、学習する時間的コストを削減しているからかもしれませんけど、厳しく言うとそういうことだと思います。

 

わかります!そうすると、ググりグセをつけさせるというのは、「生徒を情弱(情報弱者)から情強(情報強者)にする」ということか!情弱であればあるほど、他人からもらう情報にコストをかけざるを得ない。

 

 

その通り。宮崎は田舎な分、情弱に陥りやすかったりするんです。雑誌は東京の数日遅れで届くし、テレビの民放はたったの2局。チャンネルが2つしかないから、「表と裏」って言ったりします。情弱であることは、この先どんどん不利になる。だからこそ、自分で情報を調べるクセを学ばせたい。

 

諸外国と比較して、日本の小中学生がPCに触らないことで、リテラシーを問題視する声もありますしね。

 

そうです。将来絶対に使う武器なわけだから、早期に慣れておいて損する訳がない。PCを意識的に使わせるという意味でも、プログラミング教育の価値はあると思っています。

 

次世代自由研究。夏休みはチーム開発

想像力についてはわかったんですけど、コミュニケーション能力っていうのはなあ。エンジニアって基本的にコミュニケーション能力が低いっていうじゃないですか。それなのに、プログラミング教育でコミュニケーション能力がつくって矛盾のにおいを感じますぜ。

 

あまり結びつかないからこそ、やる意義はあるのかなと思っています。コミュニケーション能力を上げるためにうちで何をやるかというと、夏休みなどの長期休暇でチーム開発をさせる予定です。

 

一つのアプリとかを、みんなで協力して作るわけですね。みんなで自由研究をやるみたいだ。

 

そういうこと。しかも、現場に徹底的に近づけた形でやります。要件定義、設計、製造、検証というように。管理のしやすさ等でウォーターフォールモデルでの開発を考えていますが、ゆくゆくはアジャイルもやらせたいですね。

 

おお。

 

学年も、中学校も関係なくチームを作って開発をさせることで、コミュニケーション能力を徹底的に磨きます。

 

面白そう。そして、生徒たちの適性もわかってきますね。

 

そういうこと。やっているうちに、管理が得意でプロマネ向きな生徒、開発にやる気を出すエンジニア向きな生徒など、適性がわかってきます。僕らはこれをレポートしてあげて、自分の得意を見つけるのを手助けしてやる。そうすることで、生徒は自身の強みを理解し、伸ばし、「食べていける力」を身につけられる。レボキッズプロダクションはそんな環境でありたいですね。

 

 

講師は学習塾サービスと同様、キャラを押し出していく感じなのでしょうか?

 

 

そうですね。レボキッズの場作りの考えは、学習塾もプログラミング教室も同じです。通いたくなる場を作るために、先生はコンテンツになる。教育は人工知能に任せる。わかりやすさと面白さが共存するから学習が続く。どちらもこの考えです。

 

プログラミング教育した結果、生徒が得られるものとは

 

プログラミング教育をすることで、生徒の能力が上がるということはわかりました。気になるのは、その先に何があるか、ですね。エンジニアとして働ける素地をつくるというのももちろんですが、その他に何があるか。

 

例えば、学歴ですね。慶應大学では既にプログラミングで入試をやっています。AOでプログラミング教育を評価してもらうこともできます。奨学金の高額利子への批判などが表に出てきている中、ニュースで度々上がる「大学無償化」が実現すれば、難関大学の入学難易度は飛躍的に上がります。受験勉強という正攻法では勝ちにくくなる。だからこそ、飛び道具としてのプログラミング教育には、価値が出てきます。

 

学歴に直結するとなると、ゲスい話ですけど、親御さんの財布の紐も緩みそう。

 

「ニーズがある」って言ってほしいですね(笑)でも、手応えは確かにあると思っていて。調べてみると、親がさせたい仕事って、資格が活かせる、技術が活かせる、専門知識が活かせる仕事、正社員の仕事。それから、やりたい仕事、得意な仕事なんです。これらを総括すると、「安定した食いっぱぐれのない仕事をしてほしい」と言い換えることができます。

 

あ、俵さんの理念と一緒だ!

 

そうなんですよ。さっき言った学歴というのも、正社員になるには重要な要素だったりもするので。プログラミングスクールはまだ業態開発中ですが、早期に実現して、九州でナンバーワンになることを目指しています!

 

レボキッズ・プロダクションに連絡する

 

実は空手の宮崎チャンピオン

 

〒880ー0905

宮崎市中村西2丁目 2-41 3F 松田ビル
09054851496

※取材大歓迎!!

 

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転職先はブラック企業第41話「敗戦処理担当」

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事業部は解体され、僕のやっていたサイト制作を扱う部署はなくなった。

 

……かに思えた。

 

しかし、僕は依然として、むしろ以前よりも孤独に、前部署の仕事(サイト制作、SEO、そして頭脳警察とのやりとり)を続けなければならなかった。

 

任されたのは敗戦処理

新しく任された僕の仕事は「コンサル業務」と「敗戦処理」だった。

 

 

コンサル業務というのは、簡単に言えば企業に対してネットの先生をやることだ。

 

サイトをそもそも持っていないとか、持っていたとしても1998年くらいに組んだような化石化したサイトしかないとか、逆にサイトにたくさん金と人員を割きすぎて、雪だるま式に運用コストが膨らんでしまっているとか。こういう企業が世の中にたくさんある。当然、経営者としてはこれらをどうにかしてネット的にイケてる次世代テクノロジー企業になりたいと思っていることが多い。

 

したがって、僕らはそういった「ネットを使いこなせていない企業」に対して、ネットを使ってどう売上を伸ばすか、コストカットするかをコンサルしている。これが前者のコンサル業務だ。

 

ちなみに「コンサルを受けるとテクノロジー系企業の仲間入りができる」と冬季オリンピックのスキージャンパーもびっくりな(論理的)飛躍を遂げる経営者も中にはいるが、こうした方には要注意である。

 

なぜなら、ウェブのコンサルをしたことによって企業の見た目や売り方が劇的に変わるわけではないからだ。せいぜいホームページがきれいになるくらいである。コンサルにおいて重要なのは見た目ではなく中身の分析だったりするので、地味すぎる作業にしびれを切らした経営者からは「何でこんなに地味な作業しかしないんだ!もっとこう、バーンとかブオーンとかやりたいんだよ!ユーチューバー呼べよ!」みたいに言われることも稀にある。そういう時、僕らは夕飯に食べるラーメンはどこの店にするかを考えながら「そうっスね」とか言ってやり過ごしたりする。

 

そして、敗戦処理というのは、「潰したサイト制作の部署で、残っている制作案件を全て片付ける」ことを指す。

 

出口戦略という言葉がある。軍隊が撤退する際に、どれだけ戦力を疲弊させずに撤退できるかを追求した戦略である。僕の会社はこれを重視した結果、潰した事業部の敗戦処理に人員は割かないという方針を打ち立てた。したがって、僕は上司を抜いた形で残っているサイト制作業務をこなすようになった。

 

普通のテンションで言ったが、これはもうすごいことである。単純に1人、人員を抜かしながら新しいコンサル業務もこなすのである。

 

「出口戦略に基づき、高効率での事業撤退処理をこなしてくれ」

 

僕の新業務任命時に、副社長の青井が放った言葉である。言葉ヅラは美しい。だが、この美しさは危険だ。この美しさを色で例えるなら「雨上がりの虹」ではなく、「ヤドクガエルの皮膚」に近い。一見キレイだが、極彩色をまとう理由は一つ。毒を仕込んでいるからである。危険信号なのである。ヤバイから近づくなよというサインである。

 

「はい、心機一転頑張ります」

 

僕は危険信号だと知りながら、特攻覚悟で突き進んでいかねばならない。もはやヤケである。しょうがないのである。こういう運命なのである。

 

そんな敗戦処理の中で、僕はあるクライアントと出会った。

 

その名をレクサス・マーケティングというのだが、これまた面倒な案件だった……

転職先はブラック企業第40話「事業部が潰れたでござる」

 

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結論から言おう。僕の事業部が潰れた。

 

わかる。「あまりにも急すぎないか」と言いたいのだろう。でも、僕らだって同じ思いなんだ。そうだ。急すぎたんだ。これがベンチャーなんだ。

 

ITは流れが早い。ベンチャーは意思決定が迅速だ。そういう話をちらほら聞く人も多いだろう。それでも限度というものがある、はず、なのだ。でも、ないのだ。限度なんて。

 

事業部が潰れるきっかけから、実際に潰れるまではせいぜい4日とかからなかった。

 

何だ。何だこの気分は。

 

君に言わせれば、問題は諸々他にもあって

あの日はただのきっかけだって

わかってるよ

 

失恋ポエマーもびっくりの急展開じゃないか。なんだこの失恋劇は。そっち(事業)が別れるなんて言ってもこっちは心の準備もできていないんだ。

 

とにかく聞いてくれ。敗残兵の回顧録を。

 

 

ただでさえギリギリな事業部に、CMSシステムの営業という新たなミッションが加わり、僕は営業の中でドリームプラン社へのいざこざや展示会への参加など、仕事が増えていった。

 

僕らの本来の仕事は、顧客(主に「頭脳警察」社)のクリエイティブ制作。サイトやバナーなどを設計し、制作するのが仕事だ。

 

だから、営業をやり始めたことのしわ寄せは、当然制作の方にいく。

 

 

ここで制作という仕事の構造を簡単に説明すると、制作というのは「お客さんの作りたいモノ」を作るわけなので、「作りたいモノは何か」をきっち決めないと動けない仕事である。手を動かす仕事に見せかけて、結構コミュニケーションがいるのである。

 

「デザイン案、これでいいですよね?」

「写真、多分違うのが良いと思うので、もう一枚ご用意いただけませんか?」

「このタグに入れる文言はこちらでいいですか?」

 

こういった内容を五月雨式にメールする。毎日。仕事の半分はもはやメールである。

 

もちろん中にはメールと言えど、超緊急の案件もあったりするので、(件名に【大至急】とか書いてある)見敵必殺、サーチ・アンド・デストロイ的にすぐヤるべき案件もあったりするから気を抜けない。

 

そんな制作のコミュニケーションの時間を、営業はごっそり奪っていく。そりゃあもう、ごっそりだ。回転寿司のカウンターに座ったら、隣のおっさんが紅しょうがをごっそり盛っていて、1回では飽き足らずに立て続けに4,5回ほど盛りまくり、紅しょうがポットをカラにしたりすることもあるだろう。あれだ。あの衝撃を思い出すんだ。

 

ちなみに僕はこの類の紅しょうがポットスッカラカンおやじによくあたる。紅しょうがを食べたいのに、ポットを補充してくださいとは言いにくい。かと言って、補充してくださいと言ったとしても、隣のおやじにあてつけみたいに思われそうでなんとも言えないのだ。

 

そんなことはどうでもいい。とにかく、制作のコミュニケーション時間が足りなさすぎるのだ。

 

この変化は制作の受注状況にモロに響いた。モロ出しだ。したがって減益ぶりがモロ出しなのだ。

 

そもそも、紹介案件ばかりで面倒くさいクライアントばかりあてがわれていた僕らの事業部は、ただでさえギリギリな工数対粗利が急降下した。僕らが働きまくっているにも関わらず、あんまり利益出ていないよね。Excelの管理票はそう示している。当然だろといいながらレッツノートをかち割りたいが、そうすると僕の給料もかち割り氷のように爆砕するので何もできずに唇を噛むしかない。

 

度々社長の前に呼び出される僕ら。

 

「パフォーマンス残してないんだからお前に給料出さねえぞ」

 

と、詰められる事業部長。僕らの精神は、水に1分間つけておいたトイレットペーパーのカスのようだった。何が言いたいかというと、僕らの精神が限界だったということだ。

 

それに輪をかけて僕らを貶めたのは、頭脳警察SNS事件。

 

頭脳警察の社内SNS(頭脳警察社の全コンサルタントが見てコメントをするルールになっている)で、僕らが酷評されたことだ。しかも、これが頭脳警察のチームリーダーから直接うちの社長の耳に入ったから恐ろしい。

 

オフィスでワンピースの最新話を読んでいた社長は烈火のごとく怒り狂い、ジャンプを事業部長に投げつけた。ジャンプの角は事業部長の頬に当たったが、彼は声にならない叫びを、小さく、「ウグッ……」とあげて、こらえた。僕は彼の精神に畏敬の念を覚えた。

 

「お前、灰皿に捨ててあるタバコ全部ミキサーにかけて飲め。飲み干せ。さもなければやめろ。てかパフォーマンス上げてないなら給料返してからやめやがれ」

 

僕らはひたすらに、すみません、すみませんと連呼した。

 

この事件において、僕らの精神は浸け置きのトイレットペーパーから、ハエたたきで叩かれた後にティッシュでくるまれて捨てられた潰れ気味のハエ程度に成り下がった。何が言いたいかというと、僕らの精神が限界だったということだ。

 

最後に。トドメは身内からだ。

 

社長お気に入りの金髪ギャルデザイナーが、もうやめたいと言い出した。僕らが機能していないことを理由に、だ。

 

確かに、僕らはきちんとできていなかった。完璧ではなかった。クライアントへの連絡も遅れたし、アポ数も十分ではなかった。

 

それでも。僕らは頑張ったんだ。UI、UXをわからないなりに勉強したし、定時で帰りたがるデザイナーをハーゲンダッツでなだめたりもした。朝日を見ながら、白目を剥きながら、鼻血を出しながら、1日20時間働いた。

 

それでも、

 

「もう、クリエイティブは潰すから。解散。お前らをどうするかは考える」

 

との、一言。

 

この一言において、僕らの精神はティッシュにくるまれた潰れかけのハエからリストラされたおっさんが公園で抜いた鼻毛で作った鼻毛文字「うんこ」に成り下がった。何が言いたいかというと、僕らの精神が限界だったということだ。

 

しかし、

 

それでも、

 

僕のブラック企業生活は続く。

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展示会の終わり

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怒涛の展示会は終わり、女性社員の肌と男性社員の精神はボロ雑巾のようにズタズタだ。それでも、わが社長は運営側から「会場内商談数第一位」という知らせを受け、なかなかのご満悦ぶりだった。

 

「さすが、うちの勢いだよね。マジで。スパイを送り込んでくるようなクソ企業は俺らを見習えよな」

 

と、社長。恐ろしい。吉野家もびっくりのブース回転率と、通勤ラッシュの埼京線もびっくりの繁盛ぶりと、ボロボロの僕らを見てもねぎらいの一言もない社長。果たしてどれが一番恐ろしいのか。いや、社長か。

 

社内に帰り、名刺を精査する

展示会は終わった。しかし、僕らの業務はまだまだ続く。新宿のオフィスに帰社し、獲得した名刺を精査して翌日以降のアポにつなげなければならない。

 

僕らの会社では、営業案件を「ヨミ」と「ネタ」で考える。

 

「ヨミ」は成果に繋げられそうだと読んでいる案件のこと。その一方で、「ネタ」はヨミがないときにすがりつくネタ案件のこと。ヨミは本命、ネタはワンチャンあるかも、と言った感じ。

 

僕らは朦朧とする意識のまま、必死に名刺をめくり、商談時のメモと照らし合わせながらヨミとネタに仕分ける。朝7時に会社に集合して、今は22時。なんだ、まだ22時か。

 

その後はチラシ配りのインターンも含めて会議だ。どんな人間が食いついたか。どんなトークで釣れたか。ヨミの案件が少ない人間は、その場でボロクソに言われる。インターンの大学生の前でクズだの死ねだの言われるのはなかなかにこたえる。

 

僕はまさに、今回の展示会で成果が出せなかったので、それはもうひどく罵られた。

 

「てめえ、マジなめてんの?インターンよりも集客してねえじゃん。何なの?今度から社内で全部の電話取りと全部の事務作業やるか?」

 

いえ、すいません。すいません。そうではありません。やる気はあります。すいません。申し訳ございません。ひたすらに謝り通す僕を社内全員の目が見ている。気が遠くなりそうだ。

 

「もういいや。お前ら、風俗行くぞ」

 

社長はそう言い残し、歌舞伎町へと消えていく。 残った僕は、パソコンをにらみ続ける。そうするしかない。誰かと話す気にもなれない。

 

時間は25時。僕はメールボックスを開き、クライアントからの催促のメールを眺めながらコーヒーをすすった。

 

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【地域を編集する】宮崎ソーシャルビジネスサミットinMUKASA_HUBに行ってきた

ども!

しょうきちです。

 

MUKASA_HUBで行われる、宮崎ソーシャルビジネスサミットinMUKASA_HUBに行ってきました。かなり面白かったので、箇条書きでセミナー内容をシェアしたいと思います!

 

廃校から生まれたコワーキングスペース「MUKASA_HUB」

まずはMUKASA_HUBのご紹介。

 

どんなところかというと、廃校をリノベーションして作ったコワーキングスペースなのです。

 

外観はほぼほぼ小学校ですが、各部分にペンキの塗り直しを施しているのでキレイ。

 

 休憩スペースもおしゃれ。

 

エントランスは、IT企業のそれと見間違うようなデザイン。かっこいい!

 

廊下は入ってみると、この通り。

 イケてますね~!

 

 

ここで開催されるのが、宮崎ソーシャルビジネスサミットです。

 

宮崎ソーシャルビジネスサミットとは

宮崎県内のソーシャルビジネスの促進を目的に、月刊ソトコト編集長の指出氏をゲストに迎えて、宮崎県内のソーシャルビジネスのリーダーらと一緒に学びx語りx交流するイベント。

 

地域プロデューサー、斉藤潤一さんのお話

ここで、地域プロデューサーとしてガイアの夜明けに出演されたこともある、斉藤潤一さんからのお話です。

 

持続可能なビジネスを地域で作ることがビジョン

  • 日本の原風景を残したい
  • シリコンバレーから帰ってきたら、日本の風景が変わっている。危機感

 

ビジョンはスイミー

  • 1億円の地域商社10社作って、スイミーのように地域を盛り上げる
  • 2年くらい前から日向ドラゴンアカデミーをつくってビジネスを作る。仲間を増やすために
  • 笑顔とお金、地域には両方必要
  • 補助金漬けはダメ
  • 消費ではなく、投資として補助金を使うべき
  • 宮崎スタートアップバレーができて、ソトコトに取材される

 

新しいビジネスを、みんなで応援するカルチャーを作る

  • 今回登壇するのは、地域ビジネスの先行者、例えば……
  • 19歳で350万を調達したへべす君
  • 高千穂食べる通信をつくった公務員たち
  • 農産物のブランド化、直売所の店長→地域商社
  • 地域商社の児湯財団は宮崎ライチを売上爆増させている
  • 限界集落の渡川に「おばあちゃんカフェ」ができ、地域復興ののろし
  • 変態山師 ビルをリノベーションしてコワーキングカフェをつくる

 

世界一チャレンジしやすい街に向かって、宮崎スタートアップバレーを作ることを目標にしているそうです。

 

 

月刊ソトコト編集長、指出一正さんのお話

 

続いて、ソトコトの編集長、指出さんのお話。濃ゆい話が満載!!

 

はじめに

  • 以前に宮崎に来れたのは3.11前後。宮崎が盛り上がっているので、このタイミングでこれたのは嬉しい。
  • 僕はあたらしい地方を編集し、発信するソーシャルな視点を作っている
  • ソトコトの責任者だが、東京におらずいつも地方にいる。編集者よりも、伝達者としてありたい

 

自己紹介

  • ソトコトの編集者を13年、長を6年やっている
  • 小学校から山や自然に興味。現在も7割は魚釣りのことばかり考えている
  • イワナを釣ったり森を歩いたり、クワガタつかみをやる
  • クワガタは捕まえるのではなく、道に落ちているクワガタを見て「あ、ミヤマクワガタだな」って言って、離す。とても地味な作業(笑)
  • いつも虫かごを持ち歩いていて、川で泳いでいるタナゴをいれて眺めたりしている
  • 地方が大変だと叫ばれるが、魚から地方の様子がわかる。チキン南蛮からも学べる
  • ミクロを観察することが、地域の解像度を上げていくのに必要なのではないか

 

仕事の話

  • 「とさぶし」という雑誌をつくった
  • 高知県の高知を愛する人に対して、坂本龍馬に頼るのはやめよう、というウルトラCの提案
  • 高知を再考するメディア。鰹ではなく、ウツボにフォーカス
  • ウツボのタタキをつくるとき、ヌメリを取るために洗濯機にいれる
  • そんな「地元では当たり前」をメディアにする
  • 内向きな地域発信
  • うどん県には負けない等、ライバルしか見ていない「横向き」な考えをやめよう
  • ターゲットに向いていないコンテンツが多すぎる
  • とさぶしは、圧倒的に地元の人向き、「内向き」なメディア
  • スーパーの人や、NPOの人が、編集者になりたいと言ってくる
  • 内向きにすることで、中の人が発信する文化をつくった

 

しまねコト

  • 「島根にすまなくてもいいので、東京で島根のことを考えてください」という、心の広い地域PRを実施
  • 2泊3日でわさび棚とか、棚田の中山間地域に会いに行く。自分と島根を自分ごととして重ね合わせる
  • すると、移住しなくてもいいと言ったにも関わらず、移住多数
  • 移住者も、地域貢献系の仕事や地元PRの仕事につく
  • シェアハウスを創設したりする移住者も
  • コスト換算すると、移住施策として圧倒的にいいパフォーマンスを上げている
  • 「いくら補助します」のたたき売りの移住フェアなんて、もう遅い
  • 若い人、魅力に感じてくれる人に来てもらったらいい

 

「関係人口」を作る人が重要

  • ゆるく地域に関わっている人が、後々移住したくなり、地域にやってくる
  • それを「関係人口」と呼んでいる
  • 数値化はできない、感覚値
  • 定住人口(=もともと住んでいる人、移住する人)と観光人口(=観光で1度はくるけど、またくるかはわからない)の中間が関係人口だ
  • 地域でなんとなく手伝ってみたら、村の様子がわかり、いつの間にか毎年来て手伝っている。そのまま楽しいから移住してしまう。それが関係人口の増え方

 

関係性を買う時代

  • ある施策で、中山間地域に大量の観光客を呼び込むことをやった
  • 街でやっているバザー、手作りのイベントを視覚化させる。バザーとか
  • それをウェブにまとめると、結構な数になる。それをみんなで見られるようにすればいいじゃないか
  • 実施のために、クラウドファンディングをやった
  • 目標金額は風呂敷を広げれば広げるほどいい。気合で3000万設定
  • 集まらないですよねというムード。自分も自信がなかった
  • ところが、3800万集まった
  • みんなのお金の使い方は、買う→資格、経験→関係性に移り変わっている
  • お金をかけて、関係を買う時代がやってきた
  • かけがえのないものの、優先順位が上がってきた
  • 例えば、友達の服を買うとは友達との関係を買う
  • つまり、かかわりたい、つながりたいから買う
  • 「お金を使うことを飽きた人たちが出て来ている」ということ
  •  宮崎にも、油津のfan!という、ゲストハウスがある
  • 2800円で泊まれる、大学生がやっている宿
  • ここに来たがる理由は単なる安さではない
  • 往復の飛行機代を考えれば、東京近郊でいいホテルに泊まれる
  • 会いに来るためにお金を使う、関係性にお金を使うという消費行動

 

神奈川の真鶴

  • 真鶴は、熱海と湯河原という、有名な観光地に挟まれている
  • 「バブルに抗った街」
  • 家に木を植えるときは実のなるきを植えましょう、という変わっている法令がある
  • それを見つけて面白がる人がいる
  • 「そんなの昔から有るよ」はNGワード
  • 時間軸とともに、風景は変わっているから、若い人の真鶴と、昔からいる人の真鶴は同じだけど違う
  • 夫婦が真鶴でピザ屋を開業、湯河原のピザーラが大打撃
  • 小さな店に、大都市由来のフランチャイジーが負ける
  • 地方で小さな小売店をやったほうが、感度のいい経験ができる

 

地域を編集する時代

  • 地域を編集するとは?
  • 「魅力を広げすぎてしまって、どこに推せばいいかわからない」という地域PRの課題
  • 佐藤恒平(ウサヒ)という事例
  • ネットで3万円で買った、変哲もないうさぎのきぐるみを来て街を歩く
  • おばちゃんがりんごの形をしたポーチを持たせてくれ、おじちゃんがワッペンをつけてくれた
  • 町の人が、「勝手に」ウサヒを「編集」し始めた
  • ウサヒを使うことで、物が売れるということがわかる
  • つまり、うちには何もないは逃げの言葉
  • ウサヒのように、街の人が関わることで、街の魅力が浮き彫りになって、売れる
  • かつおに頼るな、坂本龍馬に頼るな
  • 街を編集し、豊かな感性を持つべきだ

 

桃色ウサヒプロジェクトは、「無個性な着ぐるみを地域の人と一緒にプロデュースしよう」をコンセプトにした地域情報発信のための実験プロジェクトです。

地域振興の研究者である「中の人」(当時、東北芸術工科大学の大学院生)がふらっと持ってきた研究企画書をもとに2008年からスタートしました。無個性なウサギの着ぐるみ「桃色ウサヒ」を使って町をPRするため、町の人にアイディアを出してもらい、ウサヒがそれを実行していくという全国で初の「育成型のご当地キャラクター」として、以下に記されたテーマのもと運営はスタートしました。――朝日町ホームページより

 

 

続いては、宮剤県内で地域ビジネスを始めた6人の企業家が登場します。

 

ドラゴンアカデミー(へべすくん)

宮崎の柑橘類「へべす」をPRするへべす君こと神林くん。もはや名物。

 

  • へべすはカボスみたいにかけて食べられる柑橘類
  • 日向ドラゴンアカデミーで、へべす農家さんと出会う
  • 農家さんと話すうちに、へべすの未来はどうなるんだろう?とクラウドファンディング挑戦
  • クラウドファンディングでは、350万調達
  • ドラゴンアカデミーで学んだ3つのことは、現場主義、顧客目線、歴史
  • 現場主義:畑に行って、現場を見る
  • 顧客目線:ファーマーズマーケットでへべすを売る
  • これはライムですか?と言われる
  • 「ヘベス」という名前だけでは何かわからない
  • でも、「ライム」と言われたことで、具体的な名前がついた
  • 間違っているけど嬉しかった
  • 歴史:嫁入りのときに、嫁入り道具としてへべすを使う
  • 今はこゆ財団で、一反の畑を始める
  • 友達もついてきてくれた。後輩もきてくれた
  • 同年代の人とできるのが嬉しかった
  • 350万は、買い叩かれているB級品のへべすを売るマーケティングに使う

 

こゆ財団(岡本啓二)

宮崎の北部、児湯群の地域創生を図る児湯財団。

 

  • 地域を盛り上げるすべがない児湯郡
  • 特産品販売の利益を、人材育成に使っていく、雇用や仕事を増やしていく
  • 「楊貴妃ライチ」という新しい特産物
  • 1975年に宮崎に入ってくる。生産が難しいので、生産中止していた
  • ここ10年かかって安定した生産ができたが、市場には国産ライチの印象がない
  • 糖度を上げる仕組み(企業秘密)などを
  • 東京で売っているライチは企画がないので、買いやすくしていきたい

 

ライチが回ってきました。すごい立派!一箱1万円だそうです。

 

ヒュッテ・どがわプロジェクト(今西猛)

山師でありながら、宮崎市の繁華街にコワーキングスペースを設立する今西さん。

 

  • 若草通りにコワーキングスペース「若草HUTTE」を設立
  • デリカフェ×コワーキング
  • ディーンアンドデルーカ→セツコ&レイコ
  •  渡川地区は30年後、人口の55%が減る
  • 山の需要と街の需要どちらにもフィットするお店
  • 課題の1番は、関心が薄れていること
  • 街からの距離が遠い。街の知恵を借りる、力を借りる
  • やっているのは山師だけではない。EC、コワーキングも含めて山師
  • 5年あれば、人生も未来も変えられる

 

高千穂アカデミー(田崎友教)

高千穂食べる通信を創刊した高千穂アカデミー。

 

  • やりっぱなし行政、補助金ズブズブ等、たくさんの課題
  • 課題なんて、やればいいやんの精神
  • 課題にチャレンジするために、食べる通信をつくった
  • 3500円を払ってもらい、本と食べ物を送る
  • 情報がメインだから、食べ物は少ない
  • 顧客の声「少ない量だけど、噛み締めて食べました」
  • 食べる通信の目的は、高千穂郷で暮らしたい人をつくること
  • 高千穂は、あまりにも有名。だから、観光地としてブランディングされすぎて、移住地としてフォーカスされにくい

 

宮崎ベースキャンプ(池袋耕人)

 ゴミ拾いから始まるコミュニティづくり、そしてそこから出て来る化学反応。

 

  • ベースキャンプはごみを拾っている
  • 誰でもできるようにみえる?そう、誰でもできる
  • 誰でもできることでも続ければ社会は変わる
  • ゴミ拾いの後で、集まる→ワークショップ(秘密会議)
  • ゴミ拾い&秘密会議=イノベーティブな場
  • 様々なイベントが生まれる
  • 今後は学生と企業が出会う場、学び・探求、あなたのやりたいことの支援をしていきたい
  • コミュニティとソサエティという言葉があるけど、2人が作っているのはソサエティだ

 

aya100(梶山剛)

店長から、地域商社を作る

 

  • 綾町の綾手作りセンターで、35歳で一番若い店長として就任
  • はじめの1年間は信頼関係を作れなかった
  • その中で大事にしてきたのは、生産者にどれだけ利益を作れるか
  • 現場を見に、畑にいきまくった
  • 生産者が野菜の魅力を教えてくれる
  • 今までの綾町を作ってきた人たちに出会う
  • もっと綾を広めたい、そう思い、地域商社を作った

 

トークセッション

斉藤潤一さん、ソトコトの指出さん、九州パンケーキの村岡さんのトークセッション!

 

地域とつながり (村岡さん、指出さん)

  • 宮崎はヨコのつながりがある。仲がいい。連携が強い。東北は連携が弱かったりするから、つながりがあるのは良い文化だ。
  • イノベーションを起こすのは寛容さが大事。いろんなことに関わる、関わり「しろ」をつくるべき

 

弱みを見せることも重要(村岡さん、指出さん)

  • 人を呼ぶにあたって、行政が弱みを見せることはとても重要
  • わが町自慢だけでもダメだけど、取り付く島もない、何もないからさあやってくださいでも逆効果
  • 見せるべきは、「前向きな弱み」だ
  • これが課題だから、みんなで解決したいよね、というメッセージを発信しよう

 

「読めない街」 はお宝(指出さん)

  • 最近、読めない街に興味を持つ
  • 読めない街は、発見されにくい。だから、発掘したら、お宝が眠っている可能性がある
  • そんな読めない街では、出会いのプレミア感が半端ない。だから、読めない街大好き

 

叩かれても1次情報にこだわりたい(指出さん)

  • 2次情報をもってきて、こねくり回して文化人気取るのは嫌だ。1次情報にこだわりたい
  • きれいなこと、正しいことを言って満足する人がたくさんいるけれども、キュレーションメディアみたいなことは言いたくない

 

まとめ:地域を編集しよう!

全て楽しく参加させていただきましたが、とりわけ指出さんの話がめちゃくちゃおもしろかったです。「地域を編集する」「関係人口」など、今まで地域で起こっていることをきっちり言い表す鋭い言葉の数々。これぞ、ソトコトの編集長なのかと驚きました。

 

僕も移住者として、地域で何をしていくかを考えていきたいですね。

【考察】2017年6月のPVは10307でした。

 

やっと1万PV到達。

  • 記事数は35
  • インタビュー記事は2
  • 取材数は4

 

目標は60記事でしたが、大きくショートしてしまい、記事数は35。

自由なのに、あまり動いていませんでした。反省。

 

ちなみに前回のPVは9085。成長率は112%です。

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その前月は7662PV。

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初心者ブロガーの壁とも言える、1万PVの壁を壊すことができ。それはそれで嬉しいのですが、成長率が鈍化している。まだまだこんなもんじゃない。

 

6月の人気記事

 

ブログを書き始めるきっかけをつくってくれた先輩から、ブログを見るのを辞めると言われてしまった話。

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自分なりに、 ブログを書く意味について、書いてみました。

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ヨッピーさんに会いたかったので、沖縄に行きます。来週!楽しみ!

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女子大生のクラウドファンディングを取材。宮崎盛り上がってますね! 

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 第二新卒時のストーリーを書いていくことにしました。面白いのでみてね!笑

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 3日間にわたって人気トップになった記事。革命的な塾の経営をされています!今後、必ず宮崎を盛り上げる塾!!

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【先生=芸人】宮崎の塾業界に革命を起こす!レボキッズ・プロダクションを取材してみた

教育業界で圧倒的な成長を目指す宮崎企業・レボキッズ・プロダクション

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ども、しょうきちです!

 

今回は、宮崎県で学習塾を運営する「レボキッズ・プロダクション」の代表、俵さんにお話を伺ってきました!

 

超後発ながら成績が伸びると噂が立つ「レボキッズ」

 

 

レボキッズ、最近の伸びがすごいですね!

 

 

ありがとうございます!

最近はお陰様で、某中学校では5位、7位、8位をレボキッズの生徒が勝ち取ってくれたりしています。その上、特段の宣伝無しで夏から16人入塾決定になりました。

 

 

す、すごい。僕も教育業界には興味があるので、ぜひいろいろ聞かせてください!

 

よろしくお願いします!

 

てか、写真だといかつい感じに見えますけど、俵さんってめっちゃ柔らかい感じなんですね!最初はウシジマくんに出てくる人かと思った(笑)

 

よく言われます!でも僕は優しいので安心してください(笑)

 

 

(ほっ……)

 

ちなみに空手やっていましたので、変な記事を書いたらPCをおせんべいみたいにバキバキに破壊します。

 

ホアッ!

 

成績に本気でコミットする塾を作る。レボキッズの狙い

「フリー素材 パソコン」の画像検索結果

 

 

 

早速ですが、立ち上げ理由を教えていただけますか?

 

理由はいくつかありますが、一言で言えば、「成績にコミットしている塾がなかったからやろうと思った」ですね。

 

ふむ……。成績にコミットしていない、ですか。僕は中学の時、塾でゴリッゴリに勉強していたタチなので、もう少し聞いてみたいです。

 

僕の経験からお話しますね。塾に対して不満を感じたのは、生徒として塾で学んでいたときと、個別指導塾でバイトしていたときです。

 

生徒のときはどんなだったんでしょう? 

 

生徒の時は塾を転々としていたんですが、総じて解説がわかりにくいし、途中から入塾すると、中途入塾者がついていきにくい。その上、自分のやり方で学ぶことを認めてくれない。 

 

おお……

 

英語を深く理解するために、SVOCを自分で勉強しようとしたら、中学生はまだ早いって止められるんです。

 

共感。僕も中学の数学の授業で、高校で習う定理を使って問題を解いて怒られましたね……。僕の場合は難しい定理を使ってドヤ顔することが目的だったんですけど(笑)でも、英語を深く理解するためにSVOCを学ぶことの何がいけないんだと言いたい。

 

そうなんですよ。そういう堅いところ、学校と一緒だな、と。僕が調べた限りだと、宮崎県内の塾って完全に確率論で動いていて、教室の7割がわかるような説明でやっているんですよ。

 

7割にわかるような説明……?

 

要点だけを抽出して話して、さらっと流して、7割がわかるようになればOK。7割が定着すれば元が取れるから、あとの3割はついていけなくても経営上問題ないんです。

 

じゃあ、残りの3割の生徒はわからなくてもいいのか?って話ですよね。

 

そうなんです。だから、SVCOを中学生に教えるような変則的なこともしないし。それで僕は自分で自由に勉強した結果、5教科で120~200点くらい上がったので

 

なるほど。僕は関東の塾の「早慶必勝クラス」っていうコースに入っていたので、チェバの定理とか高校の古文とかも中3で習っていました。なので、全ての塾に先取り学習がないというわけではないかも。ただ、宮崎の塾では変則的な問題を出す私立がないから、余計に「中学の範囲で生徒を縛る」傾向にあるのかもしれません。

 

そうですね。宮崎は県立万歳の文化ですし。高校の先取りやるなら、過去分詞の書き取りでも地道にやっていてくれって感じなのでしょう。

 

個別指導の塾でバイトをしていたときはどうでした?

 

個別指導の弱点は「量」です。こなせる量が少ないんです。圧倒的に。

 

量ですか。でも、基本的に先生1対生徒2じゃないですか。質問し放題だし、バリバリ量をこなせるのでは?

 

それが違うんです。例えば高1と中3の2人を教えることになるとするじゃないですか。すると、当然高1の方が難しいから、先生も高1の方にかたよりがちになってしまうことがあるんです。「高校生と比較したら、中学生の勉強なんて、そもそも暗記するだけやん」というように、片方がなあなあになってしまったり。

 

同じ学年ならまだしも、組み合わせによって量をこなせない場合もあるのか。 

 

シンプルに授業時間も少ないですしね。これは僕の働いてみた結論なんですけど、個別指導って、塾の収益性を上げるための型であって、生徒のためではないんだなって気づきました。

 

なるほど。今聞いていると、宮崎では個別でも集団でも、塾のシステムを維持するために生徒の成績にコミットするという本質が見落とされているのかも。

 

だから、僕らはまず「生徒の成績を上げる」ことに全力を尽くそうと考えたんです。本質でありながら、どの塾も本気で向き合ってこなかったことに。

 

成績を上げられる塾とは?

関連画像

 

 

 

 

教育の意味ってすごく多様化しているから、教育に求めることも違ってきていると思うんですよね。高偏差値大学といえば昔は東大・京大だけでしたが、今は海外の大学も視野に入れている家庭が多い。その一方で、大学進学をやめて高卒でIT起業する人も出てきている。そんな中で、俵さんは「成績を上げる」ことで、どんな価値をつくっていきたいのかが気になります。

 

教育とは何かを追い求めると、本当に難しいんですよね。教育とは、価値観の集合体。考えすぎるとドツボにハマる。最初はいろいろ迷いました。先進教育に手を出してみたりとか。テストを頑張るだけだと、普通の塾になってしまうんじゃないかとか。

 

おお……。スタートアップ経営者らしい悩み。

 

生徒には申し訳なかったんですけど、その過程で僕らもいろいろ学ばせてもらって。試行錯誤の中、2年間悩みましたね。それで、教育の目的を「食いっぱぐれないようにするため」に設定しました。そのいち手段として、成績を上げることにコミットしようと。

 

「食いっぱぐれないようにする」。すごくシンプルで根源的な結論ですね!それに至ったのはなぜですか?

 

子供のときに、貧しい生活をしたことがきっかけですね。僕は幼いころ、県営住宅に住んでいたんですが、なぜか高級住宅街のド真ん中、県営住宅があったんです。

 

ふむ……

 

公園で遊んでいても、周りの親は医者、起業家、公務員。相対的な貧困を感じました。自分の住んでいる県営住宅と、高級住宅街。2つの間には、見えない壁みたいなものがある。幼い頃でもわかりました。

 

その時、どんな風に思っていたんですか?

 

「普通になりたかった」って、ずっと思っていました。高級住宅街の人から、僕は見下されているかもしれない。だから、大学に行って、公務員になって、普通になりたい。

 

それで、宮崎公立大学に進学したんですね。

  

そうです。でも、公立大学に入ったけど、やめて中退してしまったんです。

 

そうだったんだ!

 

その時はもう、お先真っ暗でした。もう公務員にはなれない。レールを外れてしまった。絶望の中を、これからどう生きていこうか。悩みました。

 

僕の友人も、大学中退してから20万円持って移住して農家をやってますが、最初はお金のことで悩んだって言ってました。

※参考

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その絶望の中で強烈に感じたのは「食いっぱぐれたくない」だったんです。例えレールから外れたとしても、生きる力を手に入れていれば、それで生きていける。生き抜く力こそ、僕にとっての教育の本質なのではないかと。

 

先生=芸人。レボキッズの先生はコンテンツだ!

 

レボキッズでは、成績を上げる要素を2つ「コンテンツ」と「コミュニティ」だと定義しています。

  

コンテンツとコミュニティ。ちょっとわからないので、詳しく教えてください!

 

まず前提として、塾は点数を上げる仕組みを構築すればいいわけです。勉強がわかる、定着する、力になる、得点にできる。

 

ふむふむ。

 

普通の塾はここに膨大な人材と時間を投下しますが、レボキッズではICTで自動化します。

 

えっ、子供がパソコンで勝手に勉強するってことですか?

 

そういうことです。最近の人工知能の発達により、出題傾向、弱点分析などはICTが完璧にやってくれます。子どもたちはICTに沿って勉強してもらえれば問題なし。

 

うーん……。いくつか疑問が浮かぶなあ。先生に教えてもらうような仕組みがないと、親も子供も安心できないのでは。自宅学習っていろんな教材が出ていますけど、続かない人って多いハズ。「進研ゼミ」みたいに、途中でやめちゃう人も多かったし。

 

先生に教えてもらう仕組み。良い視点ですね。実は、僕らはそこを逆手に取っています。

 

ぬ……?

 

しょうきちさんは、良い先生ってどんな先生だと思いますか?

 

面白いとか、生徒思いとか……。いっぱいありますけど、勉強に限って言えば、結論は「面白くてわかりやすい先生」かもしれない。

 

そこなんですよ!面白くてわかりやすい。これが、先生の究極形です。そして、面白くて良い先生がいるからこそ、生徒は伸びる。その先生が生徒を呼び、塾の経営も健全になっていく。一般的には、先生が営業マンとなり、塾は回っていくんです。

 

じゃあ、それこそ自動化なんてしちゃったら面白くないじゃないですか!ハイ矛盾!ハイ論破~~!!

 

甘い。そこが、盲点なんですよ。

 

何っ!

 

一般的には今言ったように、「いい先生をとれば、生徒がついてくる」んですよ。一般的には。でも、その結果として、「高学歴かつコミュニケーション力の高い先生」に採用が集中する。そんな人材、宮崎にゴロゴロいますかね。

 

ううむ……たしかに。一応前職は1200人規模の上場会社にいましたが、早慶は社長と僕だけだったなあ。8~9割は高卒だったし。

 

そう。面白くてわかりやすい先生、つまりコミュ力も学力もある先生ってめちゃくちゃ競争力が高くて、採用できない。できたとしても、コストが跳ね上がるんです。

 

うわあ。納得。そういう人って基本的に採用で取り合いになりますからね。塾は高学歴を無意識に求めちゃうから、余計に採用単価が高額になる。

 

そこで、レボキッズでは勉強をわかりやすく教えることについては、ICTにアウトソーシング。その一方で、塾を生徒の質問をざっくばらんに受け付ける「コミュニケーションの場」として機能させています。

 

「おもしろい」を人間に、「わかりやすい」をITに、役割分担させている…?

 

そういうこと。世の中に出てくる「いい先生」って、勉強させていないじゃないですか。GTO、ぬーべーも、ヤンクミも、授業をしていないけど、「いい先生」。これを掘り下げた時、先生に求められているのは、「信頼」なんです。

 

面白いからついていきたい、信頼できるからついていきたい。先生がいるから、勉強しに行きたい。そういうことか。

 

僕は空手の技ができるので、サンドバッグをふっとばしたりして生徒を面白がらせています。後は、壁に穴をあけたり。もはや、コンテンツですよね。キャラと言ってもいいかもしれません。

 

おお!なんかすごい!見てみたくなる!

 

逆に、いじられ専門の先生もいたりします。

 

個々のキャラを立たせて、先生をコンテンツ化するのか。そして、面白い人から勉強を教わるから、楽しく集中できる。

 

そういうこと。まとめると、塾の機能の一部をICTでアウトソーシングすることにより、安定した教務力を提供できる。塾では面白い先生(=コンテンツ)があるから、毎日通いたくなる。そんなコミュニティづくりをすることで、生徒は楽しみながら勉強してくれます。

 

もしかして、ICTで苦手傾向も分析できているから、準備などで人件費を使わずに済む……?

 

そう。採用費も人件費も、ICTによって大幅に減らしています。コンテンツとしての質が高ければ、必ずしも高学歴を採用しなくても良いので、採用費は下がります。総合商社やリクルートに行けるような高単価な人材を、大企業と取り合うなんてこともない。

 

高学歴でなくとも、コミュニケーション力の高い人は大勢いますもんね。むしろ、宮崎は南国の文化。しゃべり好きだから、コミュニケーション力のレベルは高いはず。

 

 

ですね。また、塾は激務と言われますが、我々のスキームでは、授業の準備に1時間もかかりません。早ければ30分で完了します。人工知能をうまく使えば、圧倒的な効率化ができるからです。

 

すごい、これは教育業界の革新やで……。

 

なので、僕らはコミュニティづくりとして、塾の「非日常」感を大事にしています。普通の塾らしくない塾、先生らしくない先生を目指しています。

 

思えば、受験の7割って暗記なんですよね。暗記ってすごく孤独だから、いかに前向きに向き合えるかは「環境」にかかっている。そんなとき、面白い先生と優れた学習システムがあれば、本気になれる気がする。

 

※前にもこんな記事を書いていました。

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レボキッズの新たな挑戦、プログラミング教室

 

学習塾の他にも、新しい事業を始めるんですよね?

 

現在、プログラミング教室の準備を絶賛進行中です。

 

おお!最近アツいですもんね!これも、「食いっぱぐれないようにする」教育理念の一環ですか?

 

その通りです。高い偏差値に到達するだけが食っていく手段ではないと思っていますし、プログラミングができる人材の需要は日々高まっています。

 

 

レボキッズプロダクションのプログラミング教室の秘密とは。次回、ぜひ乞うご期待!!

 

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いかつい顔かもしれませんが、結構声高いです。

 

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